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Designer: ハンス・J・ウェグナー

Hans J. Wegner について

ハンス・J・ウェグナー|Hans J. Wegner(1914-2007)

木を愛し、世界で最も美しい椅子を作ったストイックな偉人。

1914年4月2日、デンマーク、南ユトランド・トゥナー生まれ。
世界的な名声を得たデンマークを代表するデザイナーの一人。家具作りアーティストにして、家具デザイナー。
生涯で500種類以上の椅子をデザインし多数の賞を受賞、20世紀の北欧デザイン界に多大な影響を与えた。その作品はニューヨーク近代美術館を始め、多くの公共機関にコレクションされている。

幼少期に木彫り彫刻に強く関心を持ち、13歳で家具工房で手工芸技術を修業、17歳の若さで職人資格を取得。その後コペンハーゲン美術工芸大学で学ぶ。1940〜43年アルネ・ヤコブセンらとオルフス市庁舎を設計した後、自身のスタジオを設立し椅子制作に専念する。

1949年に発表した「ラウンドチェア」は、アメリカのインテリアーズ誌が世界で最も美しい椅子と絶賛。

「椅子は人体ともっとも接触する家具である」という考えのもと人体工学に基づいたデザイン、彼自身が培った職人技術と工芸家の才能によって、優れてしっかりとしたディティールがしっかり組み合わされている彼の作品は、『TIMELESSで』『考えられ得る最高の範囲で完璧』と言われている。

アメリカ大統領選のテレビ討論の際にケネディ大統領が使用して有名になった「ザ・チェア(PP-501)」(1949年)や、「世界で最も売れたイスのひとつ」と言われている「Yチェア(CH-24)」(1950)をはじめ、その他の椅子も、木に愛情を注ぎ、家具職人としてスタートした彼ならでの木の美しさを見事に表現している。

代表作:

FH-4283 チャイニーズチェア(1943)
PP-550 ピーコック・チェア(1947)
PP-501 ザ・チェア(1949)
CH-24 Yチェア(1950)
PP-505 ザ・カウホーンチェア(1952)
PP-250 ヴァレット・チェア(1953)
CH-07 スリーレッグド・シェルチェア(1963)
PP-130 サークルチェア(1986)
PP19 ベアチェア ウェグナーが老人ホームに持って行った唯一のチェア

 

ハンス・J・ウェグナー|Hans J. Wegner のこぼれ話

ボーエ・モーエンセンとは大親友

実は同じ年の二人(誕生日も11日違い)。コペンハーゲン美術工芸学校で出会い(ウェグナーは夜間・モーエンセンは昼間通学)、その後もお互いにデザイナーとして共作するなど、親交を深めていました。
ボーエ・モーエンセンに男の子が産まれた時のこと、ウェグナーはゴットファーザーになることになり、ピーターと名付けました。
その洗礼式の贈り物としてデザインしたのが「ピーターズチェア」でした。この椅子は4つの部品でできていて、組み立てたり、分解したり、パズルのように楽しむことができます。材料は人体に有害な成分が含まれていないということからメープル(オリジナルはビーチ)が選択され、木の持つ暖かさ優しさがそのまま伝わるよう無塗装で仕上げました。また、けがをしないように角は丸く削られました。ウェグナーの、幼いピーターへの愛情がいたるところから感じられるデザインとなっています。